日々翻訳

出版&映像翻訳者・川岸 史の仕事情報を掲載するページ。ドイツ語と英語の翻訳をしています。

「クム・ヒナ~アロハのはじまり~」

 

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「クム・ヒナ~アロハのはじまり~」

監督:ディーン・ハマー

キンダーフィルム・フェスティバル上映作品。

 

本編の吹替翻訳を担当しました。

 

ハワイでは、性同一性障害の方はもともと尊敬されるべき存在とみなされていました。「男と女、両方の心を持っている。どちらかだけの人よりも、うんと人の気持ちが分かる」という理由からです。

しかし近年、他文化の流入により、だんだんと差別やいじめの対象となり、アメリカや日本と同様の状況となりました。しかし映画のキーパーソンであるヒナ先生は、男と女両方の心を持ち、だからこそ誰より優しく、包容力のある人です。そしてヒナ先生は、女の子だけれど伝統のフラダンスのチームに入りたい(そのチームは男の子しか入れない)11歳のカマイに寄り添い、守るべきもの、貫き通すべきものを教えてくれます。

 

と、このようにすごく良い映画なのですが、なぜか日本では上映する機会が少なく、クィア映画祭かキンダーフィルム・フェスティバルでしか上映されておらず、またDVDにもなっていません。

動画配信サイトで配信されるなど、誰もが見られる環境になったらいいのにと願ってやみません。