日々翻訳

出版&映像翻訳者・川岸 史の仕事情報を掲載するページ。ドイツ語と英語の翻訳をしています。

通訳翻訳ジャーナル 2018年7月号

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通訳翻訳ジャーナル 2018年7月号が発売になりました。

コラムが掲載されています。

今回は映像と出版、勉強方法の違いについて書きました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

……ところで昨日のGI優駿牝馬、アーモンドアイが勝ちましたね!

好きな馬が勝つのももちろん嬉しいですが、彼女の美しい走りを見ていられるだけでも幸せです(『One・Two・Three』の頃の鞘師里保と重ねつつ)。

オアフ島に行き、アメリカ人の知人に会ってきました。
細々とした仕事を回してくれる人です。いつもはメールでのやりとりなのですが、今回はアラモアナ近くのお店"Yogur Story"で、とても楽しい会合となりました。

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企業HPやコミック、資料やマニュアル、短い映像の訳など細々とした案件も仕事の内なのでここに載せるかいつも迷います。でも一つ一つ了承をとるのも手間なので、今のところ載せていません(が、そういうちょっとした案件も、いつでも歓迎です!)。

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あとは毎日散歩したり、カピオラニ公園でジョギングしたり。

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ジョギングや水泳を始めたのは、大学時代の恩師・丘沢静也先生の教えに影響を受けたため。

丘沢先生は、頑張って早く走るのではなく、頑張らずに自分の気持ちよいと感じるペースで走ることを推奨しています。

 

『自分のからだに耳をすましながら日々走ったり泳いだりしていると、自然とお店のレジで「ありがとう」という言葉が出てくるようになった。からだを動かさずに勉強ばかりしていた若い頃はどこか歪だった』と。

 

そういった、授業中に聞いた話が妙に印象に残っていて、社会人になってから十年ほどはジムでゆっくり走ったり泳いだり。

今はもっぱら近所の広い公園で走っています。

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旅先では必ず現地の動物園に行きます。動物や植物が好きなので。

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道端やビーチでも沢山の犬と鳥を見ることができました。

 

今回の記事も、私の仕事ではないのですが、とても嬉しいことだし、少しでも多くの人に知ってもらいたいなと思って書くことにしました。

 

私にはひとつ年上の、とても素敵な従姉妹のお姉ちゃんがいるのですが、彼女が小説家デビューしたのです。

 

規月夕詩というペンネームで、『かたしろ』という小説集を麻布書院という出版社から出しています。

 

麻布書院大賞という新人賞で見事、大賞を獲得してのデビューです。

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 彼女はそれまでにもさまざまな新人賞の最終選考に何度も残っていたので、実力自体はずっとあった。すごいことです。それでもなかなかそこを越えて本を出すのは難しいのですよね。

 

そういう、もうちょっとで上手くいきそうなのに、なかなか上手くいかない。実力はあるのにブレイクスルーが難しい。そんなときでも諦めず努力しつづける。それは、誰でもできることではありません。

 

実は私も数年前に某出版社の小説新人賞で最終選考に残り、担当がついてデビュー目前まで行ったのですが、色々あってだめになり、それから心が折れてしばらく書けなくなってしまったので……彼女を本当に尊敬しています。

 

しかも彼女はスタイルが良く、顔も可愛く、性格も明るくて人当たりがよく、服のセンスまで良いという、「完璧超人なのかな?」と思うくらい魅力的な人なのです(何しろ若い頃はグラビアアイドルをやっていた程なので、決して身内贔屓ではなく!)。

 

小学校に上がる前から素敵なお姉ちゃんで、「こんな人がこの世にいるんだ!?」と思っていましたし、昔からずっと憧れていて、大好きなのです。

 

そんな大好きな彼女が夢を叶えたので、本当に嬉しく、誇らしく、胸がじーんと熱くなってしまいます。

 

とても読みやすい文体で、またホラー風味の世界観が心地よく、それでいて悍ましくはないので女性や怖いのが苦手な方でも読みやすいと思います。

 

一人でも多くの方に興味を持ってもらえたら、読んで頂けたら嬉しいです。

アーモンドアイ勝利!

今日の桜花賞で、見事、アーモンドアイが勝ちました。
馬の図鑑を訳したことがきっかけで競馬に興味を持ち、見るようになってから推している馬がアーモンドアイなのです。

あるレースで見事な末脚を見せた彼女を見て、一目惚れしてしまい……。

最後の数百メートルで軽々と他の馬を抜き去っていく彼女のリズミカルかつダイナミックな走りが好きで、動画を定期的に見返しているほど。

まだ年若い牝馬、つまり女の子が並み居る牡馬たちを抜き去って鮮やかに勝つという『物語』にもぐっと来ました(そのときは牡馬・牝馬混合レースだったので)。

競馬自体まだ見始めて間もないニワカなので、そこまで詳しくないのですが、“推し馬”がいるというのは楽しいものだなと思います。

 

『競馬の快楽』という本で、著者の植島啓司さんが「サニールビー」という牝馬に惚れ込んでいて、彼女のことを「美少女」と何度も表現しているのですが、そう言いたくなる気持ちがすごくよく分かります。

 

馬って本当に美しくて賢くて、人間みたいだなと思う瞬間が多々ありますし、人間に見立ててみたくなります。

『ロメオがライバル』(著:秀良子)という作品で、馬が人間のように描かれているシーンがあるのですが、あれが本当によく分かる。ああいう風に、人間だったらこんな感じかなとつい想像してしまいます。

 

個人的に、アーモンドアイを人間にすると、鞘師里保ちゃんみたいな感じになると思っています。

デビュー当初から輝きまくりの才能の塊、魅力のモンスターのような美少女。

だからモーニング娘。は、道重さゆみ鞘師里保が輝いていた’14が一番好きです(話が脱線……)。


競馬は賭け事なので眉をひそめる人がいるのは分かりますし、昔は自分もそちら側でした。でもいざ嵌ってみると、なかなか楽しいもの。

大金を賭けたり、自分を見失ったりせず、抑制のきく範囲でほんの少しだけ賭けて楽しんでみると、今まで知らなかった世界が見えてきました。

 

 

銀座ニコンサロン

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「理想の猫じゃない」

インベカヲリ写真展

4月4日~4月10日10:30-18:30 日曜・休館(※最終日は15:00まで)

@銀座ニコンサロン(東京都中央区銀座7-10-1 STRATA GINZA 1階)

 

私の仕事でも何でもないのですが、私の写真も展示されているので一応載せようと思ったのと、インベさんが「写真OKだからSNSで沢山拡散して」と仰っていたので(SNSのアカウントは持っていないためブログですが)。

インベさんの写真展には何度も行ったことがあるのですが、パーティーに参加するのはこれが初めて。根っこの部分が人見知りなので人に話しかけるのが苦手なのですが、折角だから交流したいと思って近くにいた方々に話しかけました(結果、楽しかった!)。

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 今回の展示。写真OKとのことなので。

何でゴーグルをかけているの? とパーティーで聞かれたのですが、たしか最初のコンセプトでは「黄泉の国でバカンス」みたいな感じで、ゴーグルと喪服で川に浸かってばしゃばしゃ泳ぐ予定だったのです。でも当日あまりに寒くて川に浸かるカットは少な目となり、その後に山の中を走り回っている写真の方がイメージ通りに撮れたようで、こちら中心となった……といういきさつ。でも確かにこちらの写真の方が、面白いものを探そうと好奇心丸出しでいろんな世界に足を突っ込もうとする、限られた時間を使って人生を全力で楽しもうとする私自身をよく表しているなと感じます。

 

それとトークイベントの質疑応答の際に、「インベさんが美しいと思うものは何ですか」という質問に、「えー、何だろう……」としばし逡巡し、「美しいかどうかで写真を撮っていないので、そういう基準が自分の中にあまりなくて……」と仰っていたのがとても興味深かった。面白いかどうかという基準で撮っているのだそう。最終的に、「水に濡れた姿は美しいと思う。私は女性を撮るとき、水に沈める癖がある」という結論に。

 

あとは、「『何でこんなネガティブな写真ばかり撮るんですか? こんな後ろ向きな作品ばかり撮っていても何にもならないと思います』っていう意見をたまに頂くんですが、自分としては全くそんなつもりで撮っていない。むしろその反対で、前向きな作品を撮っているつもりだ」というお話をしていて、なるほど確かにと思いました。

 

「ぱどっく」

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「ぱどっく」という、JRAピーアールセンターから発行されている冊子に、コラムが掲載されました。2018年3月発行。

 

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馬と父にまつわる思い出話を書いています。
フリー冊子なので、機会があれば、お手に取って読んで頂けると嬉しいです。

 

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 現在「通訳 翻訳ジャーナル」で連載中のものについてもそうなのですが、小学生の頃から新聞や週刊誌に載っているコラムというものが大好きだったので、こうして大人になって自分が書く側に回っているというのが、本当に不思議な感じです。

 

しかしなんというか、自分は本当に運が良かっただけだな、とも思います。
JRA馬事文化賞を頂いたことで、こうして文章を書かせて頂いたり、東京競馬場の来賓席に招待して頂いたり、大好きな騎手の方々にサイン入りの訳書を貰って頂く機会に恵まれたりと、楽しいことが沢山ありましたが、これは本当に、ただ、ただ、運が良かっただけ。

 

翻訳者というのは、小説家や漫画家と違って、賞をもらうことは殆どありません。
日本翻訳大賞など、近年いくつかの賞が開設されましたが、それもやはり数が少ないですし、どんなに上手い訳をやっても、たいていは賞をもらう機会なんてないのです(とくに私が出版分野で訳しているのは文芸ではなくノンフィクション・実用書系なので、ますますそういったものとは縁がありません)。

 

授賞式では、審査員の方々がとても優しくて、「滑らかな日本語が良かった」等と褒めて頂きましたが、しかし自分の訳者としてのレベルは正直ごく普通、平均レベルです。

それどころか、「へたくそ!」と怒鳴られたことも数知れず……。

 

 

その程度の私がそう言ってもらえたということは、つまり翻訳者全体のレベルが上がっているということなのではないか。
ひと昔前は、翻訳物は読みづらい、原文を読んだ方が早いなどということもありましたが、現在ではそういったことは殆どない。
そういうことがないようにと、訳者や編集者やさまざまな人々が努力しているためです。

 

それはもちろん、訳すときには頑張りました。
少しでも読みやすく、分かりやすくなるように、全力を尽くしました。
国会図書館に通って参考文献を調べたり、何度も類語辞典を引いて表現を考えたり。
友達と遊ぶ時間や見に行くはずだった芝居のチケットなどを犠牲にして、一心不乱にやりました(遊ぶ時間も確保できてこそ一人前だとは思いますが、最近の案件はどれも納期がきついのでやっている間は殆ど余暇の時間はとれません)。
しかしそんなことは、翻訳者ならみんなやっていることなのです。
多くの訳者が、読みやすく分かりやすくしかもミスのない訳文にしようと力を尽くしている。
こんなに上手い訳をやるのかと驚くような方々、心から尊敬できる方々が沢山います。
それでもそういった方々ではなく普通レベルの私がこういう機会に恵まれたというのは、運が良かったのと、周りの方々のおかげです。

 

読み返してみると、なんだかものすごく優等生ぶった、いい子ぶった文章だな……と自分でも辟易してしまいますが、しかし本当にこう思うのです。
だからこれからも慢心せず、慎重に、丁寧に仕事をしていきたいと改めて思っています。

優駿

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優駿2018年3月号が発売になりました。

インタビュー記事が掲載されています。

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(フリー記事ではないのでぎりぎり読めないように撮っています)